「もう!勉強嫌ぁ!!」 「・・・あんなぁ。姫さん。。。」 ここは俺ん家。 只今、愛しの姫さんとテスト勉強中。 姫さんは数学が苦手らしく、数字と睨めっこしとる。 「う〜・・・わからないょぅ。」 「どこが??」 「ここと、ここ・・・と、ココ。」 「うっわ!全部やん。」 「だってぇ〜。。。」 姫さんは文系やから数学はまったくわからんらしい。 なんちゅーか、数学がわからんって女の子やなぁて思う。 「せやから、これはさっき教えたんの応用やん。」 俺の説明を真剣に聞く姫さん。 俺の書く数字を目で一生懸命追い掛ける。 姫さんめっちゃまつげ長いなぁ。 少しうつ向くだけで陰る。 あぁ。めっちゃキスしたい。(突然) 「・・・くん。春くん?」 「っあ。ん?」 「疲れた?少し休む?」 「そやね。」 休憩だと知ると姫さんは立ち上がりキッチンに向かった。 暫くすると、両手に見慣れないポットとカップを持って来た。 「んなんうちに会ったっん?」 「うん♪棚の奥の方に。」 こっち越してきて一度も使われてなかったであろうそのポットでお茶を注ぐ。 「この間買った紅茶なんだけど、気に入っちゃって♪」 飲んでみて。と俺にカップを差し出す。 「・・・うまい。」 「でしょ♪♪」 正直、紅茶のうまいもまずいもよくわからへん。 美味しいと感じたんは姫さんが煎れてくれたんからかもしれん。 「そや、茶菓子にオカンが送ってきたタイガークッキーが。」 「タイガークッキーなんてあるの?」 嬉しそうな姫さんに菓子箱を差し出した。 「えへへ♪いただきまぁすvv」 お菓子を美味しそうに食べてくれる姫さん。 その顔も、仕草も、全部がめっちゃ好き。 「今度は古典やろ。俺に教えてーな。」 「うん。いいょ。」 姫さんは古典ってか、国語と家庭科が得意。 俺はむっちゃ苦手。 20分くらい休憩して、古典に取り掛かった。 「・・・姫さん。ここの現代語訳って・・・」 気付くと俺の向かいに座っとった姫さんはいつのまにか寝てしまっていた。 ほんま無防備で。 警戒心ゼロで。 天然な。 俺のお姫様。 男と部屋で二人きりなんやから少しくらい警戒して欲しい。 んな事思いながら、を見つめる。 整った顔。 白い肌。 長いまつげ。 艶のある唇。 全てが触れたら壊れてしまう気がする。 でも・・・。 「我慢してるご褒美くらい・・・えぇよな。」 眠っている彼女の額に 軽くキスをした。 気付かないは今までどうり、規則正しい寝息をたてて寝ている。 俺は軽く微笑み。 俺は起こさないようにに毛布をかけ、 古典の辞書を取りに席を立った。 テスト週間中に書いた物です。 古典だから・・・高2で書いたのかなぁ?? モカは古典好きでしたがテストの点は普通でしたょ・・・。 前のWEB拍手でした。 皆さんたくさんの拍手ありがとうございましたvv |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||