もう嫌だ・・・。 なんでこんなことになっちゃったんだろ。 よりにもよってクロちゃん(おにいちゃん)が好きだなんて・・・。 部室の中は嫌な空気。 「だって!私には本命チョコあげる人がいるっ!!!」 自分で言った言葉を今更ながら後悔する。。。 この場をどう乗りきろぅ・・・? すると、クロちゃんが重い口を開いた。 「いいじゃん。誰だって。」 「・・・?」 「が誰のことを好きでも、俺はが好きだ。それだけでいい。」 「わ・・・私は。」 「私はクロちゃんが好き!」 「「「「「「「!!!」」」」」」」 「おバカだし、エッチだし、セクハラしてくるし、変態だけど・・・」 「・・・(そこまでいうか。)」 「でも・・・人一倍人のこと考えて、人一倍優しくて・・・ 人一倍私のことを愛してくれるクロちゃんが好きなの!!」 そう言って、クロちゃんに箱を差し出す。 「私が初めて作った本命チョコです!美味しくないかもしれないけど、受け取って。。。」 「・・・の料理が美味しいのは、誰よりも知ってるつもりだけど☆」 そう言うとクロちゃんは笑顔で受け取ってくれた。 「一番欲しかったのがやっと貰えた♪」 「ありがとう。」 クロちゃんは私を抱きしめた。 力強いその腕で優しく。 いつもされてる事だけど、今日はいつも以上に嬉しかった。 やっぱり兄弟だろうが関係ないなぁって思ったし、 大好きって気持が大切なんだって改めて気付いた。 「っということで、皆!を諦めろ!!」 「「「「「「!!!!!!」」」」」」 「ってか、気を利かせて2人っきりにさせてよ。」 「お前・・・調子に乗ってんじゃね〜よ。(怒)」 「虎黒。兄さんにそんな口のきき方は良くないよな。(怒)」 「虎黒ばっかりずるいし〜!!」 「あかんなぁ。独り占めは。(怒)」 「先輩だからって許しませんよ♪(怒)」 「・・・。(この部活やだ。。。)」 皆が(徹を除く)クロちゃんにじりじりと歩み寄る。。。 「ちょ!・・・ごめん。じょーだん。俺とが出てくからさぁ♪(汗)」 「「「「「「お前とを二人っきりにできるかぁ!!!!!!!」」」」」」 初めての本命チョコはおバカな兄へのプレゼント。 これからも私のことを好きでいてください。 誰でもない貴方だけに愛してもらいたい。 ずっとずっと。 そんな気持ちを込めて。 私は来年もチョコを作るのだろう。 FIN バレンタインデー、クロちゃんversion。 おバカなお兄ちゃん大好きです。 徹さんはほんとに良い人や・・・。 読んでいただきありがとうございました★☆ ちゃんも大好きな人に気持ちを伝えてください。 |
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