「「!好きな奴って誰だ!!」」
「〜誰なの??」
「さっさと言え!」
「さん教えてください!!」
『さん!待って!!』
『どこ行くんだ!』
『おぃ!待てよ!!』
皆の声がさっきの男子と被る。
怖い
怖い
誰か助けて。
「お前らいい加減にしろ!!」
「・・・て、徹くん?」
そういうと徹くんは私の手を強引に引っ張り部室を後にした。
部室を出て少し歩いた所で徹くんは足を止めた。
「・・・大丈夫か?」
「えっ・・・」
「さっき顔色悪かったからさぁ。・・・でも、無理矢理連れ出して悪かった。。。」
そう言って申し訳無さそうな顔をする徹くん。
「・・・っく、ぇっ・・ひっ・・・」
「ちょ!!!」
「・・・怖かっ・・・たのぉ。。。さっ・・・き、追っかけ・・・て、きた男、子思ぃ出してぇ。。。」
徹くんが止めてくれなかったら。
徹くんがいてくれなかったら。
「落ち着け。もう大丈夫だ。」
そう言って、徹くんは落ち着くまで私を抱きしめてくれた。
* * * * *
「俺、タオルしか持ってねーから。」
差し出してくれたのは水で濡らしたタオル。
部活で使う予定だっただろうに。。。
「冷やさねーと腫れちまうだろ。」
徹くんはベンチに座っている私の顔にそのタオルを被せた。
「・・・冷ちゃい。。。」
「そんぐらいが丁度いいんだよ。」
タオルの隙間から見えた徹くんの顔が少し照れ臭そうだった。
「・・・なの。」
「え・・・?」
「私の好きな人は徹くんなの。」
「・・・はぁ!?///////」
「優しいとこも。実は努力家なとこも。全部全部大好きなの。」
「このチョコ・・・受け取ってください。」
「俺なんかでほんとにいいのか?」
「・・・徹くんがいい。」
「ありがとう///////」
そのとき、照れくさそうに笑った徹くんが
とてもかっこよく見えた。
箱を受け取ろうとした徹くんの手が。
いきなり方向転換し
私を抱きしめた。
「きゃっ!!//////」
「ご・・・ごめん。でも今の俺、ものすっげーダセェ。。。」
「そんなことないよ。かわいい♪」
「//////めちゃくちゃダセェじゃん・・・。」
そういって俯く徹くんに・・・
ちゅっ。
キスを贈った。
「///////////////////////」
「そんな徹くんも大好きだよ。」
努力してるときも。
照れてるときも。
ダサいときも。
全て含めて君が好きなんだよ。
今までも。
これからも。
ずっと
ずっと。
FIN
バレンタイン徹versionですた。
人数を重ねるごと、ネタが無くなってウダウダになっていってます・・・。
私の中で徹くんはめっちゃイィ人なんです!!!
ちょっと不器用ですけど・・・。
不器用ゆえの優しさなんです♪
最後、ちゃんはドコにキスしたんでしょうねvv
皆さんのご想像にお任せします♪
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